【千葉大学医学部附属病院副病院長、病院経営管理学研究センター長、ちば医経塾塾長 井上貴裕】
特定集中治療室管理料の届け出病院数は、2014年にピークを迎え、その後いったん減少したが、大きな変化はみられない=図表1=。手厚い人員配置が求められるユニットであるから人手不足の影響なども色濃く受けるわけだが、やはり伝家の宝刀である診療報酬改定の影響は無視し得ない。
本稿では、診療報酬改定の議論を振り返り、これからのICUの在り方について私見を交えて論じていく。
■救命救急入院料とICU管理料を整理・簡素化
26年度診療報酬改定の主な変更点として5つを挙げたい。
1つ目が救命救急入院料1-4と特定集中治療室管理料1-6の整理・簡素化、名称変更である。広範囲熱傷の治療室を取り込み、救命救急入院料は2区分へ、特定集中治療室管理料は3区分へと変更された。救命救急入院料では従来の1と3が看護師配置4対1(いわゆるHCUレベル)、入院料2と4が看護師配置2対1(ICU)だったが、特定集中治療室管理料の上位加算の並びに合わせて再編統合された。分かりづらいという指摘は解消できたのではないだろうか。
2つ目は、
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